敷地面積:206.29㎡(62.40坪)
延床面積:住宅 93.57㎡(28.30坪)
家族構成:大人2人、子ども2人想定
性能値:C値 0.5/UA値 0.21
建築家:藤田摂
永く住まえる落ち着きのある佇まいをもち、曇天が多く暗くなりがちな秋田の長い冬でも明るく暖かい室内で暮らしを楽しむ住まい。地域性を考慮し、風除室をより拡大解釈して外土間というかたちをとりながら普段のアクティビティにも利用できるような空間を設け、それと連続する内土間をつくることで雪が降り外部が活用できない状況でも屋内で暮らしが完結できる計画としたモデルハウスです。
現在の住みやすさだけでなく、将来の暮らしを想定した計画。
子供が小さく夫婦が働いている設定であるため、家事動線計画として洗濯動線、買物動線、調理動線に配慮することで、家事の負担が軽くなるように設計されています。
見た目がダサい風除室の代わりに外土間(非断熱室)を設け、除雪道具、アウトドア用品、野菜や米など様々な物を収納できる。
暖房室なので雪が降り外部が活用できない状況でも快適に外作業ができる。
広く感じるように建築家が設計した9帖のリビング。無垢の床などの自然素材の空間は安らぎも感じられる。
ソファの代わりに座ったり、机として使ったり、子どもの成長やシーンに応じてフレキシブルに空間を使えるように設計されている。
階段を通して2階から柔らかな光がリビングに落ちる。冬の暖房が効率的に2階にも。
高気密高断熱だからこそできる空調。床の高さに設置されたエアコンは風が直接体に当たらず、床下に冷暖房が行き渡り、家全体が同じ温度に。
床エアコンからの冷暖房は床に設置されたファンによって、居室空間へ。静音でお手入れもフィルターを掃除するだけ。
夏の日射を遮蔽する軒は、外壁を雨や雪から保護する役割もあり、軒下の壁には焼杉板貼と吹付仕上にして外観デザインの特徴とした。