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不易流行vol.96

変わらないもの、
変わるもの

不易流行は和賀組社員へのメッセージです。
守るべきものは守り、変えるべきものは時代の変化とともに変革を積み重ねていく。
このことこそが企業存続と繁栄の礎であると心得え、不易流行、打つ手は無限、明朗愛和喜働を実践し、未来を見据えた事業活動に全社で取り組んで参ります。
立花氏の経営するアクアイグニスとVISON

今回のテーマ

 3⽉19⽇(⽕)第50回湯沢雄勝北都会が湯沢グランドホテルにて開催されました。講演会では三重県で複合温泉宿泊施設「アクアイグニス」と「VISON」を経営する⽴花哲也が、「VISON が挑む地域活性化と地⽅創⽣〜すべてはいのちを喜ばせるために〜」と題して講演されました。
 ⽴花⽒は1974年三重県⽣まれで今年50歳。⾼校卒業後陶芸を学びたいという思いで東京芸術⼤学に挑戦するも叶わず、地元の建設会社にアルバイトとして⼊りました。測量、重機の運転、現場監督とあっという間に仕事を覚え、20歳で独⽴して5年後には社員は40⼈、元請の仕事も受注できるようになりました。その後ある会社の社員寮の運営を依頼されてノウハウを取得、そこからビジネスホテルを経営、さらには後継者のいない温泉宿の事業を引き継ぐことになりました。これがのちに第⼆名神⾼速道路建設に伴って約10億円で⽤地買収されることになり、⼿持ち資⾦数億と⾦融機関から10億借り⼊れをして、癒しと⾷の総合リゾート「アクアイグニス」の建設に踏み切り、2012年にオープンしました。⽴花⽒は地⽅の温泉宿に平⽇も客を呼ぶためにはスイーツが起爆剤になると考え、世界⼀のパティシエを招聘しようと東京⾃由が丘の名店『モンサンクレール』オーナーパティシエ辻⼝博啓を⼝説き落とし、さらに辻⼝⽒の紹介で⼀流の料理⼈らを巻きこんで、アクアイグニスは年間110万⼈を集客するほどの成功を納めました。
 このアクアイグニスの⼈気に同県多気町の町⻑が注⽬、江⼾時代の本草学者の出⾝地であることから、薬草を軸にした町おこしをしたいと語る町⻑に⽴花⽒は⼼を打たれ、⼤型プロジェクト「VISON」がスタートしました。⽴花⽒と辻⼝⽒はどうせやるなら圧倒的スケールの今までにないことをしようと話し、ヴィソンを⾷の聖地にするべく美⾷の街として知られるスペインのサンセバスチャン市をモデルと位置づけ交渉を開始、同市と多気町で「美⾷を通じた友好の証」を締結したいと無理を承知でお願いすると、20分だけ表敬訪問は受けるが、姉妹都市提携は無理と断られました。⽴花⽒と町⻑はボール紙に書いた協定書を隠し持って⼊室、市の担当者から絶対に姉妹都市の話はしないようにと釘を刺されていましたが、担当者が席を外した隙に⾷材の宝庫である三重の素晴らしさを精⼀杯話して、協定書へのサインを依頼、市⻑は『これにサインしたら帰ってくれるんだね?』ということで笑いながらサインをしてくれました。
 これを機に友好関係が築かれその後市⻑は多気町を訪問。ヴィソンにはサンセバスチャン市で⼈気の3つのバルが⽇本で初めて出店、2021年三重県多気町に全国初のスマートインターチェンジ直結の⺠間施設ヴィソンがオープンしました。 幸運を呼び込む⼒・情熱・執念・度胸・周囲を巻き込む⼒…事業家⽴花社⻑から多くの事を学ぶことができました。ご縁に感謝!!

台湾

2/22~25 友好都市を前提として台湾新北市板橋区を訪問、台南市で開催されたランタンフェスティバルの視察にも参加することができました。

台湾のランタンフェスティバル視察

⾒世出し

3/3 昨年から湯沢市の地域おこし協⼒隊として秋⽥湯沢湯乃華芸妓に⼊社して舞妓を⽬指していた台湾出⾝の戴さんと、由利本荘市出⾝の須⽥さんの⼆⼈が、「⾒世出し」(デビュー)のイベントが華やかに執り⾏われました。頑張って湯沢を盛り上げてほしいと思います。

湯沢湯乃華芸妓の見世出しイベント

⽇本商⼯会議所通常会員総会

3/22に東京で開催され、⼩林健会頭は能登半島地震で被災した中⼩企業の再建に向け全⾯的な⽀援を⾏うと挨拶、来賓として出席した岸⽥⽂雄内閣総理⼤⾂は、中⼩企業の賃上げが成⻑型経済に移⾏する為にも重要であると挨拶しました。また被災地の七尾、能登、珠洲のそれぞれの商⼯会議所会頭が現状を報告、全国からの⽀援に感謝するとともに、引き続きの⽀援を要請されました。

日本商工会議所総会の来賓、岸田総理
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