WAGA DESIGN BUILD

不易流行vol.84

変わらないもの、
変わるもの

不易流行は和賀組社員へのメッセージです。
守るべきものは守り、変えるべきものは時代の変化とともに変革を積み重ねていく。
このことこそが企業存続と繁栄の礎であると心得え、不易流行、打つ手は無限、明朗愛和喜働を実践し、未来を見据えた事業活動に全社で取り組んで参ります。
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今回のテーマ

 先日あるセミナーで紹介された物語です。ネットにも色々な方がアップしていましたので。ご存知の方もいるかもしれません。
 ある先生が五年生の担任になった時、ひとり服装が不潔でだらしなくどうしても好きになれない少年がいた。先生は記録簿に少年の悪いところばかりを記入するようになった。ある日少年の一年生の時の記録が目に止まった。「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強も出来て将来が楽しみ」とある。間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。二年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻」と書かれていた。三年生では「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする」後半の記録には「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、四年生になると「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう。」先生の胸に激しい痛みが走った…ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間として自分の前に立ち現れたのだ。先生にとっても目を開かれた瞬間だった、放課後、先生は少年に声をかけた。「先生は夕方まで教室で仕事をするから、貴方も勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」少年は初めて笑顔を見せた。それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。授業で少年が初めて手を上げた時、先生は大きな喜びが湧き起こった。少年は自信を持ち始めていた。クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押しつけて来た。あとで開けるみると、香水の瓶だった。亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。雑然とした部屋で一人本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。「あぁ、お母さんの匂い!今日は素敵なクリスマスだ」六年生では先生は少年の担任ではなくなった。卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。「先生は僕のお母さんのようです。そして、今まで出会った中で一番素晴らしい先生でした」それから六年、またカードが届いた。「明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学する事ができます。」十年を経てまたカードがきた。そこには先生と出会えたことへの感謝と父親に叩かれた体験があるから患者の痛みがわかる医者になれると記され、こう締めくくられていた。「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。あのままダメになってしまう僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、医者になった僕にとって最高の先生は、五年生の時に担任してくださった先生です」そして一年。届いたカードは、結婚式の招待状だった。「母の席に座ってください」と一行、書き添えられていた。
 新年度2名の新入社員を迎え入れます。私達もこの出会いを大切にし、社会人として大きく成長してもらいたいと思います。

首都圏ふるさとゆざわ会

3年振りとなる開催、首都圏に住む湯沢雄勝地域出身の方々と久しぶりの再会を致しました。

首都圏ふるさとゆざわ会の開催

健康経営ブライト500

昨年度は逃した、「健康経営ブライト500」今年度見事奪還を果たし、日経全国版に載りました。全国の中小企業の中で際立った取り組みをしている500社しか貰えないもので、健康経営に対する企業としての取組が評価されたものです。

健康経営ブライト500の表彰

湯沢雄勝北都会

3月9日、三年ぶりに懇親会付きで開催された北都会。今回講演頂いたのは櫻井よしこさんでした。「激動する世界と日本の針路」と題し、台湾有事で戦禍にさらされるのは台湾と日本であり、中華思想で世界の覇権を握ろうとする中国に対しては自衛隊の増強による抑止しかないということでした。

北都会で講演をした櫻井よしこさん
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