全館空調とは家全体を均一な温度にコントロールするシステムのことです。
各居室のエアコンで温度を調整する個別空調（局所空調）とは異なり、家全体をムラなく均一な温度にします。
よく聞く悩みとしてあるのが、キッチンに立つと足元が寒い、脱衣所・トイレに個別の暖房器具を持って行く…という非居室の寒さ対策です。
あたたかいお風呂と寒い脱衣所の温度差が大きいとヒートショックが起こりかねません。
非居室・居室とも温度差がほぼない、家全体を快適空間にするためにも全館空調は欠かせません。
全館空調は高断熱・高気密な住宅で効率的に空気を循環し、省エネルギーに家全体を均一な温度にします。

一般の住宅で使われる換気システムは下記の２つがあります。
第一種換気…機械を使って給気・排気を行う
第三種換気…給気は壁の給気口から自然に取り入れ・排気は換気扇等の機械で行う

自然の空気を取り入れる第三種換気では給気口にフィルターがあっても、外気のアレルギー物質が室内に入り込んだり、給気口付近では外の寒い風が入ることもあります。
一方、第一種換気は機械を通して外気を取り入れるので外の天候に左右されにくい特徴があります。

WAGA DESIGN BUILDの採用しているsumikaは第一種換気です。
sumikaの外気給気口には二層の高性能フィルターが使われているので外気中の花粉やPM2.5など、室内に取り込みたくないアレルギー物質を90％以上取り除き、空気を浄化して室内へ取り入れます。
またsumikaの排気口は天井ではなく、床面にあります。
床面排気では床に溜まりやすいハウスダストや臭い成分も一緒に排気します。
24時間稼働する換気システムには定期的なお手入れが大事ですので、フィルターのお手入れのしやすさも床面排気の良さですね。