WAGA DESIGN BUILD

住まいのカタチ

平屋

家にはいろいろなカタチがあります。
平屋、総二階、デコボコ、一階大きく二階ちょこっと…
今回は秋田でニーズの高い平屋にスポットをあてたいと思います。

家を建てる前に

当たり前ですが、家を建てるには土地が要ります。
そしてその土地と買うお金と、その土地に建てる建物のお金が必要です。

ではその予算はどう決めるべきか。
仮に5,000万の予算があった場合、どう配分するのか。

家づくりの予算を決めるために、失敗しない家づくりをするためには、まず要望の精査が必要です。
土地が決まってない方は特に重要です。「買った土地に住む」のではなく、「買った土地に『建てる家』に住む」わけですから建物のほうに予算をなるべく割くべきです。

どんな暮らしをしたいのか。これからの人生をどう描いているか。
WAGA DESIGN BUILDでは要望のヒアリングを重要視しています。
過去の事例をもとに平屋についてお話します。

明るい平屋

平屋のメリット

ガレージのある平屋
平屋のメリットをいくつか挙げてみます。

 ・二階がないので、老後も住みやすい
 ・地震に強い
 ・光熱費や維持費が二階建てに比べ安い
 ・外観で周りとの差別化が図れる
 ・物の搬入出が楽
 ・間取りが自由自在

このようなメリットがあるかと思います。

階段がないので、年齢を重ねても上下に移動しなくてもよいというのが一番多い理由です。
入居や巣立ちの引っ越し、庭などへのアクセスもすべて同じ階層なので楽です。
他にも共働きの子育て世代には、「洗濯物を持って二階に上がりたくない」や「子どもの階段トラブルを避けたい」という声もありました。上への開放感ではなく、横での繋がりを感じられるので、家族で過ごすことが家づくりのテーマになる人に向いています。

また、二階を支える柱や壁がない分揺れにも強く、構造面での間取りの制限はほぼありません。
家の高さも、二階建てに比べて低いので、外壁材や足場の費用も下がります。あとは見た目での差別化です。

家づくりを検討し始めると、ついつい街なかの家を見てしまいます。「おっ、平屋だ」と思うことはあっても「あっ、二階建てだ」と思う人は少ないはずです。せっかく家づくりをするなら、見栄えがいいに越したことはありません。平屋の場合は、平屋というだけで印象が強くなります。外観にこだわりたい方は候補に挙がるかもしれません。

平屋のデメリット

では逆にデメリットについて。

 ・土地の広さが必要
 ・同じ坪数の二階建てと比べて費用が高くなる
 ・採光やプライバシーの工夫が必要
 ・防犯面に不安がある
 ・ハザード(特に水害)の確認が必要
 ・こもりたい(自分の時間が欲しい)人は図面の工夫が必要
 ・家の大きさ、間取りによっては移動が増える

これらがあるかと思います。

まずは何と言っても土地の広さです。土地が小さいと平屋もおのずと小さくなります。二人暮らしや終の棲家ならまだしも、子育て世代となるとそれなりの家の広さが必要です。
また、秋田は車社会なので駐車スペースも、雪も積もるので冬の除雪スペースも必要です。

そして二階がない分、日当たりや周辺環境を踏まえた設計が必要です。細長い平屋だと土地が必要ですし、四角い平屋だと中央部の日当たりが課題となります。日射時間が少ない秋田では、いかに室内に光を入れるかが快適性に繋がります。
工事費としても同じ面積の平屋と二階建てでは、基礎や屋根の面積が平屋のほうが増えます。資材の高騰の影響を受けるのが板金系とコンクリートですので高くつきます。

そして、特に昨今気をつけたいのが、ハザードです。2023年の水害後には平屋希望だった方が、垂直避難を検討して二階建てに変更した方もいらっしゃいます。まずは建てる土地のハザードの確認が必要です。

他にも在宅ワークや、勉強、ゲームなど集中して物事に取り組みたい要望がある方は、平屋の場合、設計に工夫が必要です。
階層が同じ分、音や気配が伝わりやすいです。仕切った部屋を作る際には、そこへの冷暖房方式や居室の大きさも検討しないと快適性や工事費に影響が出てきます。

居室の大きさも重要
平屋で暮らす
家づくりをするには「どんな暮らしがしたいのか」をイメージすることが大切です。

WEBやSNSでよさそうな事例を探すのももちろん良いのですが、自分たちの暮らしに合うのかどうかを判断するのは難しいことです。
仕事や趣味、何人家族で、どのエリアに、将来家族がどう変化していくのか。こういったことをまとめて、どのくらいの予算で建てたいのかを踏まえたうえで設計をしていくのがWAGA DESIGN BUILDの家づくりです。

例えば、「今日何食べたい?」に対して「なんでもいいよ」だと作る側は難しいものです。和洋中のどれが好みか、好き嫌いやアレルギーはないかなど要望・情報を知ることで満足度の高いものができるはずです。

皆さんの要望をヒアリングし、噛み砕き、本当の要望を引き出し、住まう方に合った家づくりをするのが注文住宅の設計だと私たちは思います。ヒアリングを希望される方は、いつでもお問い合わせください。

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施工事例