WAGA DESIGN BUILD

断熱材

断熱材にもこだわりを

「断熱材」と聞くと、どのようなものをご存知ですか?
断熱材とは家の外と内の熱の出入りを防ぐ素材の総称で、主に家の外周部に使われます。
断熱材で使われる素材はいくつか種類がありますが、その素材によって熱の出入りが大きく異なります。
寒い冬に人が防寒着を着る際には、その素材が綿なのかダウンなのか、使われている服の素材によって暖かさは違ってきますよね。
WAGA DESIGN BUILDでは、寒い冬を極上のダウンジャケットを着ているように、こだわりを持って旭化成のネオマフォームというパネル断熱材を採用しています。
なぜ、ネオマフォームなのか。その理由をお話します。

高断熱性能

ネオマフォームは発泡プラスチック系の断熱材です。
発泡プラスチック系断熱材とは、プラスチック素材の中に無数の泡を閉じ込める構造の断熱材のことですが、その泡の数や大きさによって断熱の性能は変わってきます。
ネオマフォームの高い断熱性の秘密は、閉じ込めているガスと気泡の小ささにあります。
ネオマフォームは断熱性の高いガス(炭化水素)を発砲し、そのガスを気泡の中に閉じ込めています。
気泡の小ささは髪の毛の太さほど(100ミクロン未満)の微細なもので、他素材の断熱材よりも際立って小さいことが特徴です(写真①)。
気泡は小さい方が熱伝導率が低くなります。

表②は断熱材の素材別の熱伝導率を表わしたグラフです。
「熱伝導率の数値が小さい(熱を伝えない)=断熱性能が高い」ということですが、ネオマフォームの熱伝導率はわずか0.020W/(m・k)で、一番右側にある【押出法ポリスチレンフォーム断熱材1種bA】に比べて約半分であることがわかります。

また、ネオマフォームは他の断熱材に比べて、薄くても高い断熱性を発揮します。
同じ断熱性能を出すために必要な厚さを表わすと(③)、グラスウールが125mmの厚さが必要なことに比べてネオマフォームは50mmの厚さで足ります。
半分以下の薄さにも関わらず、ネオマフォームは高い断熱性能を発揮しているのです。
人が防寒着を着ているのに例えると、グラスウールは厚くて重いダウンジャケット、ネオマフォームは薄くて軽いダウンジャケット。
性能も高くて薄いほうが、室内が狭くならなくていいですよね。

ネオマフォームネオマフォームが高断熱な秘密

長期断熱性能

ネオマフォームの長期断熱性能

当たり前ですが、家を建てたら何十年も暮らしていくものです。
そのためには永く使っても性能が落ちにくい素材を選ぶことが大切ですよね。
しかし、断熱リフォームというのを耳にします。なぜリフォームしなければならないのか。
それは重力による断熱材の沈みや、施工不良により、断熱部に本来あるべきではない隙間が生じてしまうのです。
それを断熱欠損と呼びますが、その断熱欠損が生じると温度差で結露が発生し、カビだらけになってしまいます。
断熱材のカビは断熱性能を下げるだけでなく、周りの構造材や建材にもカビを充満させ、建物の寿命を縮めることに繋がります。
さらに室内にもカビをまき散らし、健康にとても危険です。
例えばグラスウールは綿みたいな素材なので、壁に施工するといずれは重力に負け、沈んでいきます。また、施工も職人のスキルによって差が出やすいものです。
一方、ネオマフォームは硬質ウレタンに分類され、表にもあるように長期性能試験の結果を見ても、25年経過後も平均熱伝導率は0.020W/(m・k)を保っています。また、パネル方式なので職人のスキルによって差が出にくい、施工の平準化が図れます。

グラスウールやロックウール等は安価なため初期費用が抑えられますが、20~30年後に断熱材の張り替えをしなければならないリスクがあります。高い買い物なので安くしたい気持ちは分かりますが、お金をかけるところにはかけるべきです。
永く使っていても性能が落ちにくい断熱材の方が経済的であると思いませんか?

耐燃焼性能

ネオマフォームは発泡プラスチック系の断熱材とお話ししました。
発泡プラスチック系と聞いて、石油を原料にしているものだから燃えやすいのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれません。発泡プラスチック系の断熱材には石油を原料にしているものもありますが、ネオマフォームはフェノールフォームという熱硬化樹脂でできています。
フェノール樹脂は炎を当てても炭化するだけで、燃え上がることはありません。
熱に強くて燃えにくいという性質から鍋やフライパンの取っ手、自動車の部品等、高温部に近いところにも使われている素材です。
その耐燃焼性が評価され、出雲大社の宝物殿収蔵庫など重要文化財にもネオマフォームは使われています。
もし、万が一、家が火事になったとき、少しでも燃えにくい素材が使われていることで助かる命があるかもしれません。

ネオマフォームを採用した家づくり
見えないところにお金をかける

断熱材は住宅会社によって使う素材や厚みが異なり、快適な生活のために性能を重視されたい方は会社選びの決め手とも言えますよね。
WAGA DESIGN BUILDでは業界トップクラスの断熱性能で永く安心して過ごすことができる、ネオマフォームを採用しています。
高気密高断熱な家は、少しの冷暖房で「冬は暖かく」「夏は涼しく」快適で上質な暮らしを実現できます。
光熱費の高騰が続く近年では、冷暖房費の使用が減ると日々の電気代の節約になりますよね。
夏と冬の寒暖差の激しい秋田県で、ランニングコストを抑え、数十年後も快適で健康的に暮らせる住宅づくりをしてみませんか。
(ネオマフォーム資料はネオマフォームHPやカタログからの抜粋)

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