今回のテーマ

　2011年（平成23年）3⽉11⽇14時46分に発⽣した東北地⽅太平洋沖地震、いわゆる東⽇本⼤震災にあたって、台湾から 200億円もの義援⾦が届いたことを皆さんはご存知でしたでしょうか。それだけではありません、台湾の仏教関連の団体は被災から数⽇後に茨城県⼤洗町、岩⼿県⼤船渡・陸前⾼⽥市、宮城県⽯巻・気仙沼市などの被害の甚⼤な場所で、気温が10度を下回る中カレーライス、豚汁、みそ汁などの炊き出し実施。さらに彼らは市役所など⾃治体と協⼒して被災住⺠に直接2万円から7万円の現⾦を配布していたのです。これらの事はメディアでもほとんど取り上げられませんでしたし、実は私も知りませんでした。
　この台湾の善意に感謝の気持ちを伝えるために2014年、⽇本政府観光局（JNTO）と⽇本東北六県感謝祭実⾏委員会が台湾国内において「⽇本東北六縣感謝祭」を開催しました。現在では「⽇本東北遊楽⽇」として開催されており、4年前に東北観光推進機構から要請を受けて湯沢商⼯会議所が「七⼣絵灯ろう」を現地で展⽰したことが有りました。2023年は12⽉9⽇-10⽇に開催され、湯沢市でもPRブースを出展しました。私は東北六県商⼯会議所連合会のメンバーとして6⽇から現地⼊り、台北の航空会社4社及び現地商⼯団体との意⾒交換などを⾏いました。
　ブースを訪れたある台湾の⽅から「⽝っこ祭りに⾏ったことがあります」と⾔われてスタッフ皆がとても盛り上がり元気づけられました。台湾の皆さんの雪へのあこがれは私たちの想像を遥かに超えるものがあります。親⽇で知られる台湾の皆さんですが、これからは多くの⽅が秋⽥県・湯沢雄勝地区にも訪れるものと思われます。⽝っこ祭りにも例年よりも多くの台湾の皆様に来ていただく予定となっております。⾒かけたら是⾮我々も「おもてなし」の⼼を持って接したいものだと思います。 今年⼀年ご苦労様でした。年末年始除雪作業の皆さんには難儀をお掛けしますが宜しくお願いします。良いお年を！！