WAGA DESIGN BUILD

リビング階段

リビング階段とは

リビングの居室内にある階段

リビング階段を採用する家が増えています。
リビング階段は階段室という、階段のみが仕切られた部屋や階段につながる廊下がありません。
1階・2階で家族が思い思いの場所で過ごしていても、階段の吹き抜け空間が一体感を生み、家族の気配を感じることができます。
特に子育て世帯に人気が高く、家づくりに採用したいと考えている方も多いでしょう。
ではリビング階段を取り入れる際に気をつけたいことを見ていきます。

①階段の配置場所

リビング階段は設置をする位置によってその役割も変わってきます。
階段の横には壁がないので、リビングにあっても圧迫感が感じにくく、空間のアクセントに有効です。
LDKの中心付近に階段があるとリビング・ダイニングを仕切る役割があり、空間にもメリハリがつきます。
また、玄関を開けてすぐリビングがある家は、設置場所によっては階段がリビングの目隠しとなり、プライバシーを確保する役割もできます。
配達員や通行人にリビングが丸見え!ということも避けられますね。

②デザイン・素材

光や風を通すスケルトン階段

リビング階段はリビングのインテリアにもなりますので、見た目にもこだわりたいですよね。
踊り場のないストレート型や途中で折れ曲がるL字型、ぐるりと回るらせん階段など形もいくつかあります。

また、蹴込みがあるかないか、こちらも一つの選択です。
蹴込みとは段と段の間、階段を上る際につま先があたる部分です。

蹴込みがある階段は箱階段と呼ばれ、階段下にパントリーやトイレなどの居室も設置可能です。
階段下のデッドスペースを活用した間取りを採用したい方にはおすすめです。

一方、蹴込みがない階段はスケルトン階段・オープン階段・シースルー階段などと呼ばれます。
階段下に居室を作ることは難しいのですが、光や風を通す開放的でおしゃれな見た目ということで採用する方が増えています。
特に、手摺などの骨組みがアイアン、踏板が木材の鉄骨階段は人気が高いです!
光や風を通すデザインは窓側にあっても居室の採光に有効ですね。

③吹き抜け空間

冒頭でもお話ししましたが、リビング階段は吹き抜けを作ります。
吹き抜けは冷暖房の効きが心配…という方もいるかもしれません。
そこで大切になるのが家の断熱と換気の性能です。

吹き抜けは冬は寒そう…と思う方もいらっしゃるでしょう。
従来の住宅の断熱性能の低さが「吹き抜け=寒い」というイメージを持たせていました。
近年では断熱性能が高まり、吹き抜け空間があっても室内の温度差のムラが少なくなりました。
WAGA DESIGN BUILDでは屋根・基礎・窓、しっかりと断熱をします。
断熱材の種類や施工方法、窓のサッシに至るまで、高断熱な家づくりには妥協をしません。

しかし、断熱性能を高めただけでは快適な吹き抜け空間になりません。
同時に必要であるのが気密性の高さ・換気の性能です。
写真のように階段の吹き抜けとは別にもう一つ吹き抜けがあるとそこで循環が生まれます。
前提として「高気密=隙間が少ない」ということですが、隙間が少ないとより効率的な換気ができます。
隙間が多いと空気の出入りが多くありそうなイメージですが、実際はその逆で空気は同じところを出入りし、うまく換気ができていません。
一方で隙間の少ない家は、空気が出入りするところがわかりやすく、そこに換気システムを導入することで計画的・効率的に換気ができます。
もちろん、隙間が少ないということは外からの熱気・冷気を入れにくく、快適な室温も外へ逃がしにくいです。
虫や花粉も入りにくいという点も嬉しいですね!

おしゃれなリビング階段はただ上り下りするだけでなく、リビングの印象を決めるインテリア性もあります。
また、リビング階段は階段室の間取りがない分、リビングに広い間取りを取れたり、吹き抜けによって風通しがよい空間ができます。
そのあたりはご要望に合わせて建築家がそれぞれの家に最適なプランを提案しますのでお任せ下さい!
最後に、リビング階段を採用する際には家の断熱・換気の性能の確認もお忘れなく。
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